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(社交ダンサー女性)「好き」と「似合う」は別モノ!?骨格にあったヘアセット

ヘアメイク

日本人の社交ダンスのヘアセットを拝見したところ、美容師から見るとかなりヘンなところが多いという感想を持ちました。

つまり、一般の方から見て「美しい」「綺麗」という概念とは、かなりかけ離れている!ということです。

アスリートや表現者であれば、自分のモチベーションやパフォーマンス向上の為に「好き」にこだわることも大切です。

しかしながら、社交ダンス・競技ダンスには「客観的にどう見えるか」という絶対的な評価基準があると思います。

たくさんの練習を積み、つくりあげた世界観を最大限に評価してもらうためにも、ぜひ「自分の黄金比」を見つけていただきたいと思います。

今回は、美容師目線で「本当に似合う髪型の見つけ方」を

①社交ダンスのヘアセット

②ヘアセットの基準

③ヘアセットの落とし穴

順に解説していきます。

社交ダンスのヘアセット

競技会やパーティーでは、次のような工夫があります。

・衣装と合わせた豪華なデコレーションセット

・光る石など目立つ飾り

・「フィンガーウェーブ」と言われるS字に髪を固める手法

・カラーリング

・全体的に襟足をスッキリして首を長く見せる

・個性を主張するようなヘアセット(あえての無造作など)

また海外ダンサーのヘアセットを参考にすることが多いと思います。

激しいダンスですので、崩れない「かっちりヘアセット」になりますので、アフターケアも需要です。

ヘアセットの基準

美容室には様々なお客様がいらっしゃいます。

困るのは、「これと全く同じカットにして!」や「欠点を隠したい」という注文です。

顔のバランスや頭の形・体型によって、同じ髪型は逆効果になることがあるうえ、欠点を隠すよりも長所をいかす方が見栄えが良くなる、ということは多々あります。

そして、それはヘアセットにおいても同じことが言えるのです。

たとえば音楽家の方に絶対音感があるように、美容師にも絶対的なバランス感覚があります。

それはメイクにおいての眉毛に黄金比があるように、ヘアセットにも顎・耳・おでこによる黄金比が存在するためです。

この黄金比に基づいていなければ、どんなに好きな髪型であっても

「似合っていない」「不自然な」ヘアセットが出来上がってしまいます。

あなたのヘアセットは、これからご紹介する法則に当てはまっているでしょうか?

ぜひチェックしてみてください。

【顔の黄金比】

鼻から顎まで、眉から鼻のてっぺん、眉上とおでこが綺麗に1:1:1の三分割です。

目鼻立ちや眉はメイクで調整することは可能ですが、おでこの広さは増やせません。

ですので顔にかかるような前髪には注意が必要ですが、前髪を斜めに下ろしていくことで、おでこのスタート位置をぼかし、黄金比率に見せることが出来ます!

【「夜会巻き」「おだんご」の場合】

・顎から耳裏のラインの延長線上におだんごをつくる。

・耳のラインから頭のトップまで凸凹なく仕上げる。

・襟足の髪はたるまないようキッチリ入れ込む。

・サイドはシャープに仕上げる。

このようなことに気をつけると、バランスのとれた美しい仕上がりになると思います。

【頭の形】

個人差がありますので、理想に近づくように、自分にあった髪型をチョイスすることも大切です。

・「丸」・・・サイドの膨らみはNG

・たまご型(楕円形)・・・基本なんでも似合う

・絶壁・・・後ろのボリュームが必要

ヘアセットの落とし穴

日本人の顔は横に広がる骨格の為、完全コピーではなく以下のような工夫が必要です。

【フィンガーウェーブは控えめにする】

金髪であれば明暗により立体効果がありますが、黒髪では遠くから見ると「頭でっかち」になりがちです。

小顔に自信のある人でなければ、前髪はスッキリさせ、石や髪飾りでアクセントをつけることを強くオススメします。おでこの狭い人も、黄金比率が悪くなるため控えましょう。

→顔の黄金比率

【出来るだけ頭を小さく見せる】

「八頭身が美しい」とされている現代において、遠目での印象を良くするためにも頭は小さくすることは必要です。

まとめ

「舞踏会」や「競技会」という場所は、いつもとは違う特別な衣装とメイク、ヘアセットをすることで日常とは違う気分の味わえます。また見る側も、容姿を含めて踊りを堪能、評価するものです。是非、只の真似ではなく自分の骨格に向き合い、観客を魅了するダンサーを目指してください。

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